兄弟の仲が悪いときにどのように教育するか
ある事実があるとき、その理由があるはずです。その理由を考えずに結果だけを見ていてもその事実の問題点の解決にはつながらないかもしれません。世の中においては、問題のある事実だけをいいようにしようとすることがあります。表向きはよくなっても、その理由、原因が解決されていないのでまた同じような問題が起こるのです。単純に見つからない場合もあります。たどってみると、数年前のことが原因だったようなこともあるのです。
親にとって不安なこととしては、兄弟の仲が悪いことです。2人とも小学生で年齢は2つ違いです。兄の方が弟を抑えつけようとすると、それに対して弟が反発してけんかすることが多くなっています。以前は仲が良いようにも思えていたのですが、少しずつ弟が反発するようになって来たのが原因のように見えました。そこでもう少し兄に従うようにしなさいと伝えるようにしました。表向きはしたがっているようですが、心の中ではそうは思っていないようです。
教育をしていくには根本を見ていく必要があります。良く聞いてみると、兄のほうにばかり気を向けているのが気にいらないとのことでした。確かにスポーツクラブや学習塾などは兄の方が先に入ります。そのための手続きがあるので弟の方が自分は放っておかれているように見えたようです。弟も平等にするように対応することで、徐々に兄のことに反発しなくなるようになりました。ただ仲良くしなさいといっているだけでは仲良くなりません。