旧制高校はエリート養成の教育機関

教育格差はあってはいけない

旧制高校はエリート養成の教育機関 日本人の義務・権利として、日本人は誰でも平等に教育を受ける事ができます。しかし、そこには、質の違いという差があるのが現実です。その差はどこから生まれるかというと、生まれた環境です。親の意識、有名な学校へ通える親の経済力、有名な学校へ通える地域に住んでいるかという立地条件、子供の意識、など様々な事が複合的に絡み合っています。しかし、この中で一番大切なのは子供の意識だと思います。親に質の高い教育を子供に受けさせてあげたいという意識があれば、経済的理由や立地的理由は親の力で改善できます。親の努力次第なので、あまり大きな壁ではありません。子供の意識に関しては、自発的に生まれるほうが理想だといえます。親の意識に感化され、子供も同じような考えになるのは容易に予測できますが、子供が無理をしている可能性があるのは否定できません。そのサインを見逃してしまう事もまた、容易なのです。

私は、自発的に子供が質の高い教育を受けたいと考えたなら、親がそれに応えてあげるのが重要な事だと思います。子供がそう感じなかった場合は、普通の学校を卒業し、社会に進出していけばよいと思います。結局、格差というのは親のエゴな考え方の塊ともいえます。子供自身がどのように感じ、考え、自分なりに頑張って、楽しんで生活していけるように努力する事だけで良いと思います。今の社会では、格差という言葉で分別されてしまいますが、子供自身にとっては格差など無いのです。