子供は親の背中を見て育つ、という言葉があるように、親は子供のお手本にならなければいけません。現代の親の中には、英才教育を子供に与える事が子供ためになると思い、頑張っている親もいます。しかし、天才を育てるだけの環境を与える事だけで意味が無いと思います。たとえば、世界に通用する水泳選手になってほしいと願い、物心つく前から水泳教室に通わせる事や、音楽の才能を伸ばしてほしいから、同じように物心つくまえから、バイオリンなどの楽器を買い与えるなどの行為です。勉強も同じで高い教材を買い与えるだけでは、意味が無いと思います。なぜならば子供は親の背中を見て育つからです。

水泳教室に通っても、親が水泳をしないのであれば、その子供は何を見て育つのか疑問です。当然、先生や同じように水泳教室に通う周りの子供に感化される事はあると思います。しかし、それは物心ついた子供です。楽器だけを買い与えても、同じ事が言えます。勉強はもっと顕著で、親は買うだけ、子供はするだけ、という構図が目に見えています。子供が親の背中を見て育つとは、親が何かをする事を真似るという事です。水泳をさせたければ、親の水泳をし、一緒に楽しいと感じさせてやらなければいけません。音楽も勉強も一緒です。親が楽しそうにしている事を子供は一緒にやりたがります。もし、本当の英才教育をしたい場合は、親が子供と一緒に楽しむ事をしなければいけません。道具や環境だけでは教育はできないのです。